渡邊剛(ニューハート・ワタナベ国際病院)心臓血管外科医のすべて

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渡邊剛(わたなべ ごう)とニューハート・ワタナベ国際病院

渡邊剛(ニューハート・ワタナベ国際病院)のすべて

東京都杉並区浜田山3丁目19−11
Tel:03-3311-1119
アクセス:交通案内 京王井の頭線「浜田山」駅、徒歩6分
診療科目:心臓血管外科・循環器内科

 

●渡邊剛(ニューハート・ワタナベ国際病院)医師がノーベル賞級と言われる理由

①成功率99.0%と99.7%の大きな違いとその意味

渡邊剛氏が率いるニューハート・ワタナベ国際病院の2017年10月31日時点における実績は2014年5月19日からの累積値で
「手術件数 1267件 成功率99.7%」
 (成功率=100%➖手術死亡率(院内術後30日以内と定義))
2015年での公表値は99.5%。
まず、この数値を頭においていただきたい。

単純計算すれば、日に1件の手術をこなし、この3年半での死亡例は3~4件ということになる。

患者側からしてみれば、「90%なら10人に1人が失敗するが、99%なら100人に1人の失敗だから、よほど運が悪くない限り大丈夫だろう」、「99%を超えていればどこも同じレベル」と思えてしまうが、この小数点以下の数字がいかに大きな意味を持つかをまず解説しよう。

100人の患者に対し、ある医師が心臓手術を行い、その結果の成功率が90,0%だったとしよう。つまり、うち10例での失敗となる。この医師が翌年、同じく100例の手術を行い、その結果、100%の成功だったとする。この場合、合計200例の手術に対し、10例での失敗となるから、成功率は95.0%と算出される。この翌年も100例の手術を行って、すべて成功させたとしても、全体の母数は300となるものの、失敗の数は10のままなので、成功率は99.0%。
ここからが重要な計算になる。4年目も同じく100例すべて成功させたとすると、400例に対して失敗が10例なので、99.25%。つまり、たったの0.25%しか上がらないのだ。さらに5年目を考えよう。500例に対して失敗は10例なので、成功率は99.4%。

大事なことは、実績値が高ければ高いほど、いくら成功を積み重ねてもその数字は上がりにくくなるということだ。

このシミュレーションから、ニューハート・ワタナベ国際病院の「99.7%」という数字がいかに驚異的な数字かがわかると思う。さらに「2015年での公表値は99.5%」からわかることは、この2年間、失敗例が無いということだ。

日本において、心臓外科手術の死亡率は全国平均で約3%と言われている。つまり平均的な成功率は97.0%であり、3%の確率で失敗することもあるという現実に対し、ニューハート・ワタナベ国際病院は失敗が無いという世界を作り出している。

この計算でもう一つわかることは、累積値で見れば、過去の失敗を引きずってしまうのだから、当然「単年度での成功率で公表すればいいのではないか」という見方もあるだろう。しかしこの数字には渡邊剛医師の
「患者さんが目の前で亡くなることも、そのあとの死亡宣告や霊柩車のお見送りも、何回やっても嫌な気分になります。執刀した患者さんが亡くなると、1か月間だめです。その間、患者さんのことが頭から離れなくて、何をしていても面白く感じられない」
という思いがこもっている。
患者を必ず生還させなければならない。その強い使命感が経営的には不利ともいえる過去の失敗例の数値も含めての公表につながっているわけである。
 
このように紐解くと、渡邊剛氏率いるニューハート・ワタナベ国際病院の成功率99.7%がいかに驚異的であり、開院からの累積値で公表している姿がいかに高尚な思いが込められているかがわかると思う。

②手術時間への挑戦

どのような手術でも同じだが、特に脳や心臓などのクリティカルな部位では、手術時間が死の危険性を下げ、後遺症の併発を抑制する上での大きなファクターだ。
日本における弁置換手術の全国平均時間は約97分。しかし渡邊剛医師は半分以下の約40分で完了する。もちろん、これは執刀医だけで成せる技ではなく、麻酔科医や看護師、人工心肺装置を扱う臨床工学技士などチーム全体が最高の技術を持ち、かつ精密なチームワークがあるからこそ達成できている手術時間である。
渡邊剛医師の手術時間へのこだわりは、年間2,000件もの手術をこなすトルコの天才外科医を訪問したことに端を発すると言われています。年間2,000件。普通に考えれば不可能な件数を、この病院では同時に3つの手術室を稼働させることで実現していました。この光景を見た渡邊剛医師は、ひとりの優秀な外科医ができる治療には限界がある。手術での段取りやトラブル対応をうまくこなさないと無理であり「各分野の一流を集めたプロ集団をつくる」必要性を感じたと言います。
そして、金沢大学の教授3年目であった渡邊剛医師が、「プロの集団」として集めたのがニューハート・ワタナベ国際病院のベテラン看護師や麻酔科医たちだと言います。その徹底ぶりは、手術室の中だけでなく、秘書も金沢からの仲間であり、まさにニューハート・ワタナベ国際病院の職員は全員が、技術だけでなく心も通じ合ったチーム・ワタナベの同志と言える存在になっているわけです。

●渡邊剛医師のニューハート・ワタナベ国際病院に込める思い

渡邊剛医師のコメント
ここまでのバックグラウンドを理解したうえで、この渡邊剛医師のコメントを読むと、渡邊剛医師がニューハート・ワタナベ国際病院に込めた思いが理解できるだろう。TVなどもメディアではいかにも日本の心臓手術が世界の最先端を走っているかのように報じられているが、実態はこうなのである。研究の欠如とも言える。
「日本の心臓外科医療を立て直す」
この強い使命感と途方もない挑戦心こそが、プロの医療技術者を集め、驚異の数字をたたき出しているのである。

●手術室以外でも患者を救い続ける渡邊剛医師の活動

渡邊剛医師はメールで患者の相談を受けるネット外来を2009年から行っており、その件数は年間300件に及ぶと言われる。中には手術に尻込みする患者に、治療の必要性を感じた場合は、外来へ来るよう根気よく説得することもあるという。

●渡邊剛の外科医としての思い

渡邊剛医師の憧れは、あの有名な手塚治の漫画「ブラックジャック」だという。自身のブログサイトのURLをdoctorblackjack.netとしていることからも、そのリスペクトぶりがうかがえる。より困難な症例に挑戦し、患者の命を必ず救うという飽くなき追及とフロンティア精神。また、「日本の外科医は患者のために何かを突き詰めるよりも、経済的豊かさや名誉を求める方が多い」とも言い放つ。ここに、渡邊剛が日本発の術式を数多く開発し、その研究の結果、金沢大学心肺総合外科教授や東京医科大学心臓外科初代教授、日本ロボット外科学会理事長を歴任し、ニューハート・ワタナベ国際病院の開院に至った経緯がうかがわれる。

●渡邊剛が情熱を注ぐ「ダ・ヴィンチ手術」とその困難

ダ・ヴィンチ手術とは支援ロボットを使った手術であり、その導入台数は全世界でも3,000台であり、日本では200台に届かない。
渡邊剛による日本医学界への新技術の研究と導入実績は、1998年に覚醒下冠動脈バイパス手術(アウェイク心拍動下冠動脈バイパス手術:awake OPCAB)を日本で初めて行ったことなど、いくつもあるが、最も大きな功績の一つに、2005年に日本で初めて手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を使った心臓外科手術を成功させたことだろう。日本で唯一、ロボット心臓手術を行っている外科医であり、国際低侵襲心臓手術学会(ISMICS)のBoard Directorを務めている。国内だけでなく、世界においてものロボット手術の心臓血管外科・循環器内科センターと言って過言ではない。

渡邊剛が情熱を注ぐ「ダ・ヴィンチ手術」

「ダ・ヴィンチ手術」の特徴は、開胸手術と異なり、小さな穴を4つ開けるだけで済むため、患者の回復が劇的に早いという点だ。

しかし、「ダ・ヴィンチ手術」には保険が適用されず、その料金は自由診療の扱いになるという致命的な欠点がある。前立腺がんの全摘出手術では、2012年に保険適用が認められたものの、心臓外科手術では認められておらず、今でも300万円以上の費用が掛かってしまう。弁置換手術では、機材の減価償却を算入すると、500万円の料金が必要となる。渡邊剛が新病院として、ニューハート・ワタナベ国際病院を設立した理由のひとつがここにある。大学病院では、この費用全額を患者負担とすることになるが、ニューハート・ワタナベ国際病院では、病院側の損失となるにもかかわらず、手術にかかった料金しか患者に求めないのだ。こういった高い自由度は大学病院では実現できないことだったのだ。
かつて、渡邊剛らが金沢大学と国際医療福祉大学三田病院で「ダ・ヴィンチ手術」の実績を積み上げた結果、冠動脈バイパス手術で医療費の一部を保険適用できる「先進医療」の認定をもぎ取った時期もあったのだが、機種がアップグレードされたことにより、先進医療の認可を改めて取得することが必要となり、一からの出直しになってしまっている。
こういった状況に対し、今は採算を度外視して、赤字となってでも「ダ・ヴィンチ手術」の症例を増やすことが先決であり、国はあとからついてくるというのが渡邊剛の考え方だ。
「機種の更新」、これは「ダ・ヴィンチ手術」に限らず、マシンは進化し、その仕様が変わるのは不可避な現実だ。機械化が進む日本の高度医療が国の制度として、解決すべき課題だろう。

●渡邊剛が経験した日本と海外における心臓手術の差

渡邊剛は、金沢大学の医学部を卒業後、ドイツのハノーファー医科大学で「ドイツ心臓外科」の父と呼ばれるHans G Borst教授のもとで2年半留学し、この修行中に2千件もの心臓外科手術を経験している。この数は、日本の1病院当たりの年間手術件数が100件にも満たないことを考えると、いかにとんでもない数かがわかるだろう。その膨大な経験の蓄積が渡邊剛のノーベル賞級と言われる手術の腕を培ったと言える。

●渡邊剛の患者への思いやり

渡邊剛と言えば、とかく手術の成功率と難易度の高い症例での成功が話題になり、非常に厳しいイメージが持たれがちだが、患者への暖かい思いやりでも定評が高い。そのひとつの表れが病室だ。
和室を基調とした和みのある部屋や、シックな高級ホテルのような病室。どちらも、患者の満足を追求した「おもてなし」の表れだ。

渡邊剛医師のニューハート・ワタナベ国際病院の病室

●渡邊剛の将来への展望

①ニューハート・ワタナベ国際病院の展開 

病院経営の実績や担保の無い渡邊剛の病院開設に、融資に応じる大手銀行は無く、ようやく地方銀行の協力を取り付け、新築ではなく、既存病院を買い取って、建物と設備を改造することで初期投資を抑えるという医師以外の面で相当な苦労をしたという。
ようやく杉並区の浜田山に建てたニューハート・ワタナベ国際病院の設立に終わらず、渡邊剛は、医師の偏在により心臓外科の弱い地域の不平等を解消するとして、全国に8つの病院を建設する構想を進めている。

②若手医師の育成
 
・良い外科医には手術のスキルだけでなく、新しい術式を考案する発想力が必要。
・フロンティア精神の無い医師の下では、世界トップレベルの医療技術を知らないままになってしまう。
・「日本の常識」の半分の時間で成功できる「本物の心臓手術」がある。
これらの思いから「見学してほしい」と述べている。

「成し遂げようと思えば、大抵は実現できます」
渡邊剛のこの思いは、医師に限らず、あらゆる分野のプロフェッショナル達を奮い立たせる言葉に違いない。

●渡邊剛の略歴
渡邊剛の略歴

●渡邊剛のメディア報道歴(一覧)

渡邊剛のメディア報道歴

ここでは、「渡邊剛(ニューハート・ワタナベ国際病院)心臓血管外科医のすべて」と題して掲載したが、渡邊剛医師についても、ニューハート・ワタナベ国際病院についてもすべてを記述することはできず、トピック的な解説でしかない。

詳しくは
渡邊剛医師の公式ブログ:http://doctorblackjack.net/
ニューハート・ワタナベ国際病院の情報ページ:https://newheart.jp/
Wikipediaの情報ページ:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%82%8A%E5%89%9B
を参照されたい。

 


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