「転職したい」ドクターが考え始めたら知っておきたいこと

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あなたは「転職したい」と思っているドクターでしょうか。それともすでに転職活動をしているけれど、なかなか希望の転職先が見つからないで困っているドクターですか?良い転職をするためには、転職活動を行う前におさえておきたいポイントがあるのです。何事も事前の準備がもっとも肝心。今からお伝えするポイントをおさえて、転職活動を成功させましょう。

なぜ転職したいのか?「自分を知る」ことから始める

ドクターが転職したくなるとき

ドクターが転職を考えるのは、どのようなときでしょうか?

  • 興味のあるジャンルに挑戦したい
  • もっと高度な知識や技術を得て専門分野を極めたい
  • より高い給与を得たい
  • ハードな勤務に疲れたので少しゆっくりしたい
  • プライベートを重視しながら働きたい
  • 地方の病院に異動になりそう
  • 開業のための資金調達・ノウハウを得たい

こういったものが一般的です。どれか一つだけでなく、複数の項目が当てはまるドクターも多いでしょう。

転職に、はっきりとしたビジョンがあるか?

「転職したい」と思ったとき、誰にでも明確な目的意識があるとは限りません。「なんとなく、今の職場の居心地が悪いから辞めたい」とぼんやり考えて、転職活動を始めてしまうケースも多いのです。

が、それでは十中八九その転職は失敗するでしょう。

どんな場所で働きたいのか、どんな働き方をしたいのか、その目的を達成するために転職をする。目的意識がはっきりしていないと、せっかく転職が決まっても「なんか違うな……」と違和感が生じます。結果、転職を繰り返すことにつながるのです。

このミスマッチをなくすには、自分自身がもっとも望んでいるのは何か?を、よく知っておくことが大切です。

まずは自分の気持ちと向き合い「今の職場のココはいいけれど、コレが足りない。だから転職先にはコレが必須条件」という指針を見つけましょう。その上で、やっと転職活動の一歩を踏み出せるのです。

あるドクターの転職成功事例

玄々堂君津病院(所在地:千葉県君津市東坂田4丁目7-20 電話:0439-52-2366 院長:池田重雄)に勤めるとあるドクターは、大学を卒業して以来10年以上、ずっと医局の勤務医として働いてきました。外科医として主に患者の手術を担当し、最先端の技術を常に磨いていたのです。

それはやりがいのある仕事でしたが、反面で家族と過ごす時間は希薄に。ドクターとしての人生に疑問を感じたのは、大きな災害がきっかけでした。

それを機会に「家族と過ごすプライベートな時間をもっと大切にしたい」「手術をすれば終わり、ではなく、もっと患者の人生と向き合う仕事をしたい」と考えるようになったのです。

転職後、患者との関わり方は一変。それまで手術を通してでしか患者と触れ合うことはありませんでしたが、診察から緩和までを幅広く診るようになりました。

それだけでなく、自分の専門分野を伸ばせる環境も整っています。これまでには経験したことのなかった内視鏡検査や、新しいシャント手術なども行うようになりました。

転職前に「転職に何を望むか」をきちんと考え抜いたからこそ、良い結果が得られた事例と言えるでしょう。

ドクターの転職といえば医局からの紹介?エージェントを使う?

かつては「医局からはみ出す医者なんて……」という風潮もありましたが、インターネットの普及に伴いそうした流れはだいぶ変わってきています。

医局で育ったドクターが新天地で活躍することもめずらしくありませんし、新医師臨床研修制度の導入によって医局に入らない若手ドクターもいます。

そんなドクター達は、どのようにして転職活動を行っているのか?厚生労働省が平成26年に行った「職業紹介事業に関するアンケート調査」のデータをもとに見ていきましょう。

医局からの紹介と転職エージェントの双璧

業種を「病院・診療所・福祉施設」と回答した164事業所によると、よく利用する採用方法でもっとも多いのが「医局や関係機関からの紹介」で27.4%。次いで多いのが「民間職業紹介事業者(転職エージェント)」で26.2%となっており、ほとんど同じ水準といって良いでしょう。

この二つ以外では「公共職業安定所」「直接募集」「インターネットの求人サイトへの掲載」「縁故」などがありますが、いずれも10%程度か、それを下回る割合でしか利用されていません。

医局からの紹介と同じ割合で転職エージェントが利用されている、しかもそれが採用につながっているという事実。これこそが現代を生きるドクターの、リアルな転職の姿だと言えます。

転職エージェントを利用しているドクターの年齢層

転職エージェントを利用しているドクターの年齢層は以下の通りです。

・40~44歳・・・26.5%
・50~54歳・・・24.5%
・60歳以上・・・23.5%
・35~39歳・・・21.4%

ご覧の通り、比較的ベテランのドクターが利用する傾向が強いですね。

厚生労働省の「医師・看護師の有料職業紹介に関するヒアリングの概要」によれば、とある民間の職業紹介事業者は「平均年齢40歳(医師歴15年)くらいのニーズが高く、はじめて利用する方が多い」と回答しています。

転職を繰り返すケースは少ないようで、これまでの医者生活を踏まえて新しいステップに進みたい!と転職を決意するようです。

転職エージェントを利用することで得られるメリット

病院側が「民間職業紹介事業者を利用する理由」として挙げている上位3つは以下の通りです。

・確実に求職者を紹介してもらえるため、他の方法よりも採用に至る可能性が高い・・・33.3%
・求職者と事業所がお互いについて充分理解した上で採用できる(ミスマッチが少ない)・・・20.2%
・迅速に求職者を確保することができる(採用までに至るスピード)・・・13.1%

採用される側からするとピンとこないものですが、採用する側にとって「人を雇う」ことは非常に大きな労力がかかるもの。履歴書を読みこみ、面接日程を調整し、実際に採用するかどうか精査する……良い人材が現れるまで、これを繰り返さなくてはなりません。

また採用に至ったとしても慣れるまでの教育や、コミュニケーションをどう取っていくなど、何かと手間がかかるものです。

採用する側の本音としては、スムーズ且つスピーディーに採用にこぎつけたい。そして病院側とドクターとのミスマッチをできるだけ事前に防ぎ、早期離職を予防したいという考えがあります。

紹介した医師の離職率を見てみると、

・入職後3ヶ月以内・・・1%未満31.6%、3~5%未満3.1%
・入職後6ヶ月以内・・・1%未満30.6%、1~3%未満5.1%
・入職後1年以内・・・1%未満21.4%、1~3%未満7.1%

と、エージェントを介した採用の定着率の高さが見て取れます。

もちろん病院側から見たメリットは、転職活動を行うドクターにとってのメリットでもあります。

なるべく失敗のない転職を、と思うのであれば、転職エージェントも上手に活用することをオススメします。

非公開求人もチェックすべし

求人情報をながめては「なかなか希望に合った求人がないなあ」なんて思っていませんか?

ドクターの転職に限った話ではありませんが、求人を出していなくても人材を欲しがっている企業はたくさんあります。

そのため働きたいと思った病院やクリニックに片っ端からアタックしてみれば、意外と「ちょうど◯◯科のドクターに欠員が出て、欲しかった」なんてこぼれ話を聞くことができるかもしれません。

しかしこの方法には、途方もない時間と労力がかかります。現役のドクターであれば、日がな一日電話にかかりっきりというわけにはいきません。それに求人を出してもいない病院に「今ドクターを募集していませんか?」と尋ねるのは、少し気が引けるかもしれませんね。

その点転職エージェントを利用すると、多くの非公開求人を紹介してもらうことができます。一般に公開されていない情報なのでライバルが少なく、採用につながりやすいと言われていますよ。

待遇の交渉はきっちりすべき

高待遇といっても、人によって何を優先するかは違います。今よりも高い年収なのか、それとも定時に帰れる・休みを取りやすいといった働きやすさなのか……。

いざ条件を見始めると、ついアレもコレもと言いたくなりますが、ここで欲張ると転職活動は難航します。転職後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐのに、最初に説明した「自分を知る」が活きてくるのです。

自分にとってもっとも優先度が高く、譲れない点はきっちりと主張しましょう。そうは言っても、面接ではっきり伝えるのがむずかしい……と感じるかもしれません。

その場合にも、エージェントが活用できます。エージェントにあらかじめお金や休日についての希望を伝えておき、間接的に先方に伝えてもらいます。これなら角も立ちませんし、うまくいけば思わぬ高待遇で転職できる可能性もありますよ。

おわりに

ドクターが「転職したい」と考え始めたとき、行動に移す前に知っておきたい事柄があります。

・なぜ転職したいのか?「自分を知る」
・ドクターの転職のセオリーは「医局からの紹介」「民間の職業紹介事業者」のツートップ
・非公開求人をチェック
・転職に求める必須条件はきっちり伝え、必要があれば交渉する

ここをおさえておかないと、転職活動がうまくいかなかったり、せっかく転職先が決まっても「失敗した」と感じたり……思わぬ落とし穴に落ちてしまうかも。

時間をかけて自分ひとりでじっくり取り組むか、医局や関係者からの紹介を頼るか、転職エージェントを活用して効率を重視するか。ドクターの数だけ、転職活動があります。どれか一つの方法に絞る必要はなく、併行して行ってもいいのです。

自分が転職に何を求めるのか、そのためにどんな手段を選ぶのか、じっくりと考えてから転職活動に臨みましょう。それが転職の失敗を避けるコツです。

 


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