医者の転職に人気な科目とは?人気の秘密は3つのポイント

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医者の転職と聞くと、一般の人はピンとこないかもしれません。が、実際には自分にとってより良い働き場所を求めて、何度か転職を体験する医者も少なくないのです。今回はそんな医者達に特に人気の高い科目3つについてご紹介しながら、人気の理由と転職を考える際のポイントについてお伝えします。

転職に人気の科目は皮膚科・眼科・麻酔科の3つ

ここでは、医者の転職に人気とされている科目を3つあげています。皮膚科・眼科・麻酔科です。

それぞれの科目について、そのメリットと給与、実際に転職しようとするとして、どの程度需要があるかなどについて見ていきましょう。

現員医師数や必要医師数については、厚生労働省が平成22年に実施した「必要医師数実態調査」を参考にしています。また給与額については転職サイトのリクルートドクターズキャリアのデータをもとにしています。

皮膚科

【皮膚科のメリット】
・患者との距離が近い、症状が改善する様子を見ることができ、やりがいや充足感を得やすい
・命に関わる症状があまりなく、緊急性が少ない
・夜勤や当直といった勤務体系があまりない
・独立開業しやすい
・通常の皮膚科と美容皮膚科があり、スキルによって幅広い働き方が可能になる

患者との距離が近い、症状が改善する様子を見ることができ、やりがいや充足感を得やすい

皮膚科というのは、患者にとって非常に身近な医者の一つです。

重篤な事故やケガの場合は総合病院内の皮膚科を受診することもありますが、大抵の場合は日常生活でできてしまったちょっとした皮膚疾患(湿疹、軽度なキズ、かぶれ、にきび、吹き出物など)でクリニックを訪れます。

そのため、皮膚科医は「町のお医者さん」という立ち位置にあり、地域の人達との関わりが密になります。「うちは家族であの皮膚科でみてもらっている」という人も少なくないでしょう。

地域の人と密にコミュニケーションを取りながら患者の顔が見える診察を行いたい、それがやりがいや充足感につながると考える医者にとって、皮膚科は非常に魅力的な診療科目です。

命に関わる症状があまりなく、緊急性が少ない

皮膚科で扱うのは緊急性の低い症状が多く、外科位のように日常的に手術があるわけではありません。そういった意味で皮膚科は、自分の生活を大事にしたい、ハードな生活に疲れたのでのんびりしたいという医者に人気の科目です。

独立開業しやすい

上述した通り、皮膚科医の活躍するフィールドは広く、総合病院から街中のクリニック・診療所までさまざまです。緊急性の高い治療を行うことは少ないためクリニック経営がしやすく、ある程度知識や経験を積んだあとに独立開業する医者が多いという特徴があります。

スキルによって幅広い働き方が可能になる

皮膚科には一般的な皮膚科と美容皮膚科という二つの働き方があります。

マイナスをゼロに戻す一般皮膚科と、ゼロをプラスにかえる美容皮膚科は、同じ「皮膚科」といっても中身は大きく異なります。病院に訪れる患者の層も違ってくるので、戸惑うこともあるかもしれません。

ですが一つの診療科目しか診られないよりも複数の科目に対応できる方が、転職においても独立開業においても有利になることは当然。将来的なことを見据えれば、より多くの症状に対応できる医者が強いのは言うまでもありませんね。

また美容皮膚科については患者・スタッフともに圧倒的に女性が多いので、女性の医者にとっても働きやすい環境が整っています。

【給与】

皮膚科医の給料のボリュームゾーンは「1,200万円~1,400万円未満」です。

皮膚科は、医者不足が叫ばれる医療業界の中でも比較的充足的傾向のある分野。だからこそ高い年収を得ている医者と、そうでない医者の差が大きいと言われています。

年収600万円に満たないという医者もいれば、2,000万円を超える医者もいます。働く地域や、どんな医療施設で働くか、勤務医なのか開業医なのかにもよって異なります。

もし年収アップを目的に皮膚科への転職を考えるのであれば、事前の情報収集が特に重要になるでしょう。

【皮膚科医の数とニーズ】

皮膚科医の現員医師数は3,347人、必要医師数は331人となっています。

皮膚科を必要とする患者がいなくなることは、まずありません。働き先もさまざまで、総合病院、民間病院、クリニック、老人保健施設などが挙げられます。今後も皮膚科へのニーズが減少することはないでしょう。

ただし上でも述べた通り、皮膚科医は充足気味。且つ人気科目のため、希望に合った転職先を見つけることは容易ではありません。皮膚科への転職を検討するのであれば、医療分野の転職に特化したコンサルタントとの二人三脚がおすすめです。

眼科

【メリット】
・命に関わる緊急性の高い手術は少なく、精神的な負荷が少なくて済む
・高齢化が進む現代社会において、今後ますますニーズの高まりが予想される
・救急や夜勤がなく定時で帰りやすいわりに、給与水準が高め
・スキルや経験を積むことによって、さらにステップアップすることができる

命に関わる緊急性の高い手術は少なく、精神的な負荷が少なくて済む

診療報酬の改定によって、コンタクト関係の求人は減少傾向にありますが、根強い人気をほこるのが眼科です。

手術はありますが、外科医のように緊急性を要する手術は少ないのが特徴。昨今は医療事故や訴訟問題が大きく取り沙汰され、リスクの高い診療科目には医者が集まりにくい傾向が見られます。

眼科の場合、一分一秒を争うような命に関わる症状というのはあまりありません。そのため精神的な負荷があまりかからず、人気の集まる科目となっています。

高齢化が進む現代社会において、今後ますますニーズの高まりが予想される

今後ますます高齢化が進むにつれて、白内障や加齢黄斑変性といった加齢に伴う眼科疾患を持つ患者は増えていきます。

患者が増えるということは、それだけ眼科医も必要とされるということ。転職先としては狙い目の一つと言えるでしょう。

救急や夜勤がなく定時で帰りやすいわりに、給与水準が高め

突発的な事故や病気などによっていつ手術になるかわからない外科と違い、眼科の場合、夜間診療や緊急対応などはほとんどありません。

ですが患者は多く、ハードな働き方をしている眼科医も少なくありません。そのため給与水準は高めです。

ワーク・ライフ・バランスを保ちながら、高い給与を得ることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

スキルや経験を積むことによって、さらにステップアップすることができる

手術の経験や症例を数多く積んできた医者、合併症治療にも携わることのできる医者は病院からも重宝されます。面接でも有利に交渉することができるでしょう。

逆に経験の少ない医者は、転職時に不利になります。日帰り手術のできるクリニックなどで技術を磨き、まずは専門医の取得をめざしましょう。

【給与】 

眼科医の給与のボリュームゾーンは「1,400万円~1,600万円未満」です。2,000万円以上を得ている医者も一定数います。眼科医としてどんな症状に対応できるかが大事になってきますので、病院側が望む経験・スキルを多く身につけることが肝要です。

またレーシックなど、常に最先端の技術・知識が求められる分野でもあります。常に新しい情報を得て、時代の流れに乗れる柔軟さを持ち合わせていると、より高い給与を得ることも可能になるでしょう。

【眼科医の数とニーズ】

眼科医の現員医師数は4,621人、必要医師数は660人となっています。眼科には非正規雇用のアルバイトも多く、常勤で条件の良い病院への転職はそう簡単ではありません。

とにかく人気のあるところには人が集まるという大原則を頭に入れておき、常に先手を打てるように準備しておくべきです。転職情報のチェックを欠かさず、必要であれば転職コンサルタントも利用しましょう。

麻酔科

【メリット】
・さまざまな分野のオペに必要とされる科目なので、ニーズが幅広い
・麻酔医は不足がちなので、好条件での転職も狙える
・ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方も選べるようになってきている

さまざまな分野のオペに必要とされる科目なので、ニーズが幅広い
麻酔科は直接病気やケガを治す分野ではないため、一般の人からはピンとこない分野ですが、大規模な手術はもちろん、さまざまなタイミングにおいて必要とされる科目です。

順天堂大学医学部附属順天堂医院 麻酔科・ペインクリニック(所在地:東京都文京区本郷3-1-3、電話:03-3813-3111、院長:天野篤)のページを見てみると、

・手術前診察から術中、手術後の管理でそれぞれ麻酔管理を行う
・無痛分娩や帝王切開など、さまざまな出産方法で麻酔を行う
・頭痛や帯状疱疹痛など、一見すると麻酔とは関係がなさそうな症状でも麻酔を使う

以上のようなことがわかります。

麻酔医は不足がちなので、好条件での転職・ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方も狙える

さまざまな局面において必要とされる麻酔医ですが、当直やオンコール勤務が多く、それが原因で人が定着しないというマイナスポイントがありました。

そのため病院側としては、スキルの高い麻酔医は喉から手が出るほど欲しい状況にあります。

病院側の望むスキル、経験を持つ医者であればかなりの高待遇で転職することも可能でしょう。女性の医者の場合は「多少給与が低くても、プライベートとうまく両立しながら働きたい」という希望も多いため、その場合は当直やオンコールの負担を軽くしてもらうことも充分可能です。

【給与】

麻酔医の年収額は、地域によってかなりばらつきがあることがわかっています。平均すると「1,400万円~2,000万円未満」くらいですが、九州・沖縄では1,000万円未満が半数を占めるとも言われます。

特に高い給与を得ているのが関西、中国・四国、関東です。比較的人口の多い都心部の方が、麻酔医としては高い給与を得られやすいといえるでしょう。

【麻酔科医の数とニーズ】

麻酔科の現員医師数は7,421人、必要医師数は1,204人です。現員医師数の中での短時間勤務・非常勤雇用の割合は20%ほどですが、現在募集されている求人では正規雇用のものが多くなってきています。

医療機関によって得意領域が異なるため、緊急を要さない手術やあまり時間のかからない手術を得意とする病院を選べば、プライベートとの両立もしやすいです。麻酔科医のなかには、女性の医者も多く活躍しています。

おわりに

医者に転職に人気科目である皮膚科・眼科・麻酔科についてご紹介しました。どの科目にも共通するのは、

・ワーク・ライフ・バランスと両立できる
・幅広いニーズがあり、今後も先細りしない
・本人の希望次第で、さらなるスキルアップを見込める

この3点です。人が転職を希望する大きな理由としては、

・より自分の希望に合ったジャンル、やりたいことを求めて転職する
・生活水準を上げるために転職する

の二つがあります。

後者の場合は給与アップであることもあれば、定時に帰れる、休みを取りやすいといったこともあるでしょう。それに加えて医者の場合は、患者や社会のため、あえて人手が足りないところへうつることもありますね。

人気のある科目には人が集中するものです。だからこそ、自分が何をもって転職を希望するのか、軸がしっかりしていなければいけません。そうでなくては、あまたの転職希望者の中で、希望の転職先を勝ち取ることはできないでしょう。

「ただ人気の科目だから」という考えだけでなく、しっかりと医者としてのビジョンを持つこと。これが転職を成功させるカギになります。

 


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