各国比較に見る中国とアメリカの違い

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実は中国が世界でトップ!

 

各国比較すると、日本より圧倒的にアメリカの数が多いですが、各国での数を比較した世界ランキングで見ると、そのアメリカの数と比較してさらに数が多いのが中国です。

日本では約30万人、アメリカは77万人、この数に比較して、中国は213万人も存在します。もちろん、人口当たりの数で比較すると遥かに少ない数ですが、同じく人の数が多いインドが89万人であることと比較すると、やはり数的に非常に多いと言えます。移住先として見た場合、政治や社会情勢の面から見て、中国は移住先としては魅力に薄いものの、日本のドクターに対するニーズは高いようです。このように各国の状況を人の数で見ていくと、各国のニーズが見えてきます。

また、居住地として日本人に人気の高いオーストラリアは、数にして4万人しかおらず、人口と比較して明らかに不足していることがわかります。留学を含めてアメリカへ行く数は多いですが、オーストラリアへ行くのも悪くないかもしれません。

この他に各国比較で見られるのは、人口が日本と比較して2倍以上の数がいるインドネシアも、ドクターの数は8万人であり、他の国と比較してもかなり数が少ないと言えます。インドネシアは現在急速に発展しており、多くのIT企業が乗り込んでおり、数多くの外国人が移住しているため、将来を見込んでの移住先としては有望と言えます。

各国の免許制度は異なりますが、日本の免許は国際的に比較して評価が高いので、手続きさえ踏めば、海外で就職する壁はそう高くありません。就職先を比較する上では、もし、日本にこだわらない場合、求人会社に海外への移住を含めた比較情報を聞いてみると良いかと思います。

このように国によって医療事情は異なります。アメリカと中国の例はかなり極端になりますが、ひとの好みに多様性があるんと同じで各国の事情も多彩です。本当に自分が求めるものは何なのか、それは日本でなくてはならないのか、先進国と後進国、アジア・アメリカ・ヨーロッパ、裕福な国と貧困な国、決して日本が世界の標準ではありません。もちろん言語や生活風習の壁はあります。自分のことだけではなく、家族の生活も考える必要があります。しかし日本は着実にグローバル化に向かって動き出しており、医療の世界でも様々な人材交流がなされている状況を見れば、10年先は劇的に変わっていると思われます。半導体の世界では長く日本が世界の中心の時代が続き、「産業の米」と言われるほど日本経済を支え続けていましたが、今では赤字産業の代表格となり、韓国や中国に王座を奪われてしまいました。そべての産業やサービスの栄枯盛衰がすさまじい速度で変化しています。いずれITは言語の壁も打ち破ってしまうでしょう。そうなったとき、外国から多くの人材が流れ込み、競争の激化によって職場を奪われてしまうかもしれません。もともと医療の世界は英語や外国語の固有名詞が浸透している世界ですから、外国からの人材にとって参入の壁は高くないと言えます。器械や測定器が発達したことによって、言葉が話せなくても診断ができてしまう面が増えていることもあります。そういった多様化の中で自分はどうありたいのか。広く世界の各国を見ると、その答えが見えてくるのではないでしょうか。

<参考>日本医師会
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