在宅報酬の改定で、在宅診療が困難になった

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厚生労働省が高くした在宅診療への転職の壁

 

通院が困難な患者さんのために、自宅や介護施設などで診療する在宅医療が発展してきました。こういった施設への転職も増加傾向にあります。在宅医療に対し、厚生労働省が診療報酬を優遇していたため、転職先としても伸びてきた経緯があります。しかし、これを逆手にとって、介護付き有料老人ホームなどに入居する患者を紹介して手数料を受け取る「患者紹介業」がビジネス化している実態が露見し、大きな問題となりました。

こういった業者が非常に儲けている実態が多くのメディアで報道され、その結果、2014年4月に有料老人ホームでの診療に対する報酬が大幅に減額される報酬改定がなされてしまったのです。

この減額幅は4割と非常に大きく、減額が原因で廃業に追い込まれた診療所が相次いでいる状態です。在宅時医学総合管理料に至っては、1/4以下の点数となってしまいました。家賃が安い地域に移転してしのいでいる施設もありますが、患者さんばかりでなく、従業員にとっても通勤が非常に遠く不便なため転職して出て行ってしまっています。

こういった現状を鑑み、一部法律が緩和され常勤医3人体制に拡大すれば報酬が上がる改正がなされました。しかしながら、常勤を3人も抱えられる大きな施設と違い、小さな施設は救済策の対象とはなっていません。

問題は、患者の紹介で儲ける悪質な業者の存在なのですが、業者の排除ではなく、診療報酬の減額という手段を用いてしまったため、ようやく拡大し、転職先としても有力な候補となる兆しを見せ始めたばかりの在宅医療が大きく揺れています。

もし、あなたが、在宅医療への転職を考えているようでしたら、施設の経営状態や病床数に注意した方が良いと思われます。

 


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