1.【医師向けサイト：マイナビDOCTORの運営会社は？ 評判や特徴を知りたい！】
・運営サイト：マイナビDOCTOR
https://doctor.mynavi.jp/
・運営会社：株式会社マイナビ
・設立年：1973年8月15日
・代表取締役：中川信行
・所在地：〒100-0003東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号パレスサイドビル（本社）
他、北海道・東北エリア10拠点、関東エリア21拠点、中部14拠点、
関西7拠点、中国・四国5拠点、九州・沖縄8拠点
・電話：03-6267-4000（代表）
・メールアドレス：daihyh_1@mynavi.jp
・本社所在地：東京都千代田区
・資本金：21億210万円
2.【特徴】
・キャリア支援業界で有名なマイナビ運営
・拠点は関東エリア中心
マイナビDOCTORの運営会社は、その名の通り、日本有数のキャリア支援会社であるマイナビです。
マイナビニュースなど、メディア事業も展開しています。
マイナビ自体は本社含め66拠点となっていますが、その中でマイナビDOCTORは、下記14拠点で事業を行っています。
・北海道・東北エリア：札幌、仙台
・関東エリア：東京、さいたま、横浜、千葉、柏
・中部エリア：名古屋
・関西エリア：大阪、京都、神戸
・中国・四国エリア：岡山、広島
・九州エリア：福岡
他に運営する医療関連の求人サイトには、マイナビ看護師、マイナビ薬剤師、マイナビコメディカルがあります。
マイナビDOCTORのサイト構成では、常勤・非常勤・スポット求人と分かれて検索することができます。
地域・診療科目等で複合条件の検索もできますが、トップページ内には、「よく検索されているキーワード」や人気求人特集のバナーなどワンクリックで検索を促す箇所が多くあります。
スマートフォン用の画面はアイコンを多用し、常勤・非常勤・スポット求人ごとに違った色を使うなど、モバイル画面に適した見やすい構成になっています。
利用方法は、サイト上もしくは電話にて登録し、登録後に担当エージェントから求人情報の問合せや、紹介サービスを受けることができます。
なお、トップページからは、3名のエージェントを顔写真付きの紹介を見ることができます。
3.【良いところ】
・関東に強い運営体制
・基本的なサポートサービスを完備
マイナビDOCTORは、全国14拠点の内、関東エリアだけで東京、大阪、さいたま、横浜、千葉、柏と6拠点があり、関東の転職に強みを持っています。
よって、公開されている求人の大部分が関東エリアとなっているのです。
・常勤：全求人数2,627件中、関東エリア1,803件、
・非常勤：全求人数2,177件中、関東エリア1,938件、
・スポット求人：全求人数55件中、全て関東エリア
関東エリアは人も病院も多いのですが、10万人当たりの医師数は東京を除き全国平均以下となっています。
医師の転職市場も活発となっており、スピード感のあふれる運営体制が必須となるのですが、関東で多岐に渡り人材支援を行ってきたマイナビにとっては強みを活かせるエリアです。
加えて、拘束時間も少なく最近人気の産業医の求人は、一般人材支援で実績のあるマイナビが企業とのネットワークも強く、求人を集める上で他社より有利なのです。
また、これまでに多種の求人サイトを運営しているため、安心して利用する上での基本的な部分は申し分なくおさえています。
・フリーダイヤル（平日9：30～20：30、土曜9：30～17：30）
・入職後アフターフォロー
・検索条件の保存
・最近見た求人履歴
・求人情報の保存
・プライバシーマーク取得
・「職業紹介優良事業者」認定取得
細かい部分ではありますが、フリーダイヤルは小規模の運営会社では用意していない場合もあります。
その他、プライバシーマーク取得など、大手会社ならではの安心があるのです。
4.【良くないところ】
・”マイナビ”ブランドに見合うエージェント力は感じられず
・一部の求人数に不透明な運営方法
マイナビDOCTORでは、顔写真付きで3名のエージェントを紹介していますが、全国規模の対応を3名で運営しているはずもなく、その他のエージェントによる対応がほとんどです。
マイナビDOCTORの運営会社は、知名度の高いマイナビですが、医療関連の転職支援サービスは特に分社化されていません。
従って、マイナビとして一括で大量の採用を行い、入社後、適性や希望に合わせて事業ごとに人材を振り分けている可能性も高いのです。
その場合、知識や経験の不足したエージェントが担当になる可能性も大いにありえます。
医師の転職サポートは、転職ノウハウ以前に医療業界への知識が必要となっています。
特に、年収アップなどの交渉ごとは、エージェントのレベルにより容易にいかなくなってしまうのです。
しかし、マイナビは医師の転職支援におけるエージェントには特別注力しておらず、そのブランド力ほどにサポートが行き届いているとは言えません。
その他に、マイナビDOCTORには、求人数に不透明な部分があります。
マイナビDOCTORでは求人を検索すると、下記のように条件にヒットする公開求人数と非公開求人数が表示されます。
・「常勤」全て： 公開2,631件、非公開9,208件
・「管理職候補の特集」求人全て： 公開40件、非公開140件
・「企業で働く常勤」求人全て： 公開24件、非公開84件
（いずれも2017年12月時点）
ところが、公開求人と非公開求人を合算した数を、当該検索結果にヒットする全求人数とする場合、どの検索条件でも、公開求人数は全求人数の22.2%となるのです。
求人数は、応募や募集で日々変動するはずです。
検索結果に出てくる非公開求人数が、あくまで目安であることも考えられますが、画面上には説明がなく、この表示が本当に保有する非公開求人数なのか不透明と言えるのです。
5.【まとめ：おすすめ度】
・おすすめ度（5段階評価）・・・「3」★★★☆☆
マイナビDOCTORは、大手企業であるマイナビが運営する求人サイトなだけあって、基本的なサービスは整っています。
関東に注力しており、人材支援会社として培ってきたネットワークを活かした産業医求人も集まりやすいと言えます。
基本サービスがしっかりしており安心して利用できるので、関東在住の方で、特に転職初心者にはおすすめできるサイトです。
しかし、基本的な部分以外は知名度に見合うほどの実力が見受けられず、エージェントのレベルや運営方法も不透明です。
そのため、地方にお住まいの方や、エージェントに交渉サポートを期待する方には、不向きと考えられます。
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