製薬会社が期待する成果と拘束
転職は病院や大学、クリニックだけではありません。製薬会社でも転職のニーズは増えており、メディカルドクターという総称で呼ばれ増えています。まだマイナーですが、メディカルドクターは、その名の広がりとともに転職案件は年々増加傾向にあります。今ではエージェント内でもメディカルドクターという呼び名でデータが分類されています。
これは、いままで多くの製薬会社は医学的な実験が必要な部分については、大学との共同研究として行ってきたものの、大学はその性質上、学界での発表が成果のひとつであり、企業秘密として扱いたい製薬会社との祖語があったことと、大学には常に敬意を持って接さねばならないという厄介さによるものです。
こうった製薬会社への転職はアメリカから始まり、ヨーロッパでもメディカルドクターが非常に増えています。中には転職後に取締役になっている例もあります。日本ではまだ認知度が低いメディカルドクターですが、医薬品の世界はグローバルなので、転職先は日本に限定されておらず、製薬会社への転職はますます増えて行くものと思われます。
年収面では、当初は１５００万円が相場ですが、企業であるため、昇給があるので、２０００万円以上はそう難しくないようです。常勤と比較して収入面で劣ることはありません。
ただし、企業の転職社員ですから、当然普通の社員同様、残業もあれば休日出勤も発生します。また、スペシャリストとしての能力を買われての転職ですから、医療知識だけでなく、英会話の能力も要求されます。特に英語の能力は必須とされており、英語ができないと、条件面で比較される前に面接にこぎつけることすらできないので転職で製薬会社を考える上ではご注意ください。
＜参考＞日本医師会
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