医師の求人・転職サイトが問う、あなたは今のままで満足ですか、という命題
医局員にとって、一番ぞっとする問いかけは恐らく、あなたは今のままで満足ですか、ではないでしょうか。トップページに書いたように、わたしの場合、本当にボロねずみのような生活でした。それでも医局に留まってたのは、最先端の医療に携わっているプライドと、人の命を救っているという自尊心だったと思います。たしかにやりがいはあるし、社会に貢献している確かな手ごたえと自負心がありました。でも、ふっと頭をよぎるのは、どこかの転職会社か求人サイトで見かけた、あなたは今のままで満足ですか、という短い言葉。三年、いえ、五年だけと決まっていることならきっと我慢できたと思います。しかし、医者として生涯この状況を続けるのか、と思うとお腹の底が冷たくなり、吐き気すら感じたものです。あなたは今のままで満足ですか。いえ、わたしはこんな生活をするために生まれてきたのではありません。あなたは今のままで満足ですか。いえ、このまま一生続けて死ぬのは嫌です。そんな恐怖心に似た危機感に背中を蹴とばされて手を出した最初の転職はトップページに書いた通り、医師生命を失いかねない危機を招く結果となりました。ネット上に求人サイトは無数にあり、このサイトで挙げただけでも107社もありますが、狭い意思の世界で転職にうかつに手を出すと本当に命取りです。実際に医師の世界にいられなくなり、製薬会社などの他業種に転身した医師もいますが、医療系の研究職ではあるものの実質的に医師ではなくサラリーマンとなるため、残業も多く、年収も1,000万円を超えるのは精いっぱいのようです。それでも普通の会社員と比べれば、まだ優遇されている方ではあるようですが。
あなたは今のままで満足ですか、の根本はお金の問題
わたしは現在、妻と子供の3人で都内のマンションで幸せに暮らしていますが、これは転職によって得られた生活です。あなたは今のままで満足ですか、という命題に向き合うことなく、医局での生活を続けていたら、結婚すらしていなかったかもしれません。当直と休出を押し付けられて、休みは睡眠と洗濯で終わっていました。年収は今の1/3しかなく、都内でマンションなんか買ったら、それこそ住宅ローンが付いて回る一生が目に見えていました。今、わたしの年収は2,700万円ありますが、思いっきり税金を持っていかれるため、都内にゴロゴロしている1億を少し超える程度のマンションでも返済には10年がかりになります。わたしの医師仲間には眼科などの開業医もいますが、4千万、5千万の年収があっても、それなりに使い道ができるだけで、お金の使い道に困っているという医師はいません。本来、高尚であるべき医師としては、下世話な話になってしまいますが、やはり家族を持ち、幸せな生活を送るにはお金が必要です。自分が仕事に満足していればそれでいい。きついけど、我慢できるんだから我慢しよう。では家族を幸せにすることはできないんです。毎日笑って幸せに過ごすためには、やはりお金が必要です。医局にいて、命じられるままの下働き同然の仕事や、地方のドサ周りと言える転勤に甘んじていたのでは、家族を犠牲にすることに他ならないと自覚すべきです。転職は少しでも早く踏み切った方が良いです。当たり前のことですが、転職は受け入れてくれる病院があるからこそ成立するのであって、先の短い年輩医師になってからでは転職を受け入れてくれる病院は各段に少なくなってしまいます。1年現状に留まっていることは、1年分受け入れてくれる病院を減らしていることと同じです。医師にも賞味期限があり、売れるうちに売らないと、家族を守ることもできないと腹を据えるべきでしょう。
絶対に肝に銘じておくべき断ち切れない教授と医院長の力
医師の世界は本当に狭いです。転職して、もう教授とは関係なくなると思い込んでいましたが、今の病院でも何かにつけて教授の話題が耳に入ってきます。研修では元いた局員と出くわすことも少なくありません。特に外科医の場合、術式だけでなく、手業が物を言うため、それぞれの分野でコロニーと形成していて、その核として、必ず出身母体の教授や医院長が出てきます。つまり、物理的な職場は離れても、細分化された業界とも言える世界からは逃れられません。この専門分化された世界で、教授の力は強大であり、絶対に教授の機嫌を損ねるような転職をしてはいけません。実際に、教授の機嫌を損ねたばかりに、転職先で再転職を促され、うつ病になってしまった医師を何人も知っています。とはいえ、どういう辞め方をしたところで、地方へのローテーションが頭にある教授の機嫌を損なうことなく転職することは不可能です。これを最小化してくれるのが転職会社の最大の利点と言っても過言ではないでしょう。さすがに数をこなしているだけあって、転職会社には教授の機嫌を損なわずに転職するノウハウがあり、これは教授によって違います。妙な転職マニュアルを配布しているサイトがいくつもありますが、こういったマニュアルを読むことは危険極まりない行為です。転職のための辞め方は画一的なものではなく、特に2017年に専門医の新制度導入を控え、状況は大きく変貌を続けています。転職したらおしまい、ではありません。教授の影響は、教授が退官するまで付いて回ります。大きな病院であれば、医院長の力も同じです。
あなたは今のままで満足ですか、の正解を持っているのは3社だけ
この状況が一生続く。そう考えると気がめいることはありませんか?あなたは今のままで満足ですか、と問われて、YESと答えられる医師は半数もいないでしょう。でも、あなたは今のままで満足ですか、の命題に対して、焦って転職を進めると、わたしが医師生命を失いかけた一回目の転職活動のような目にあうだけです。医師仲間で飲みに行ってやはり出るのは、「転職して本当に良かった」という話と「あのままずっといたら、と思うとぞっとする」という話。そして、転職会社に選び方に失敗して無残な生活を送っている知人の話。わたしも危ないところでしたが、本当に紙一重で幸せをつかむことができました。わざわざ危険を冒してまで、不確かな転職会社を使う理由はどこにもありません。安全に転職させてくれる転職会社は現在でも、このサイトでご紹介した3社しかないというのが、今でも転職経験を持つ医師仲間で出る話です。失敗したら、一生後悔してもしきれない痛手を負うことになります。あなたは今のままで満足ですか、の正解を持っている安全に裕福な生活へ導いてくれる転職会社は現在でもトップページに書いた3社だけだというのがわたしたちの統一した意見です。あなたは今のままで満足ですか、と問われて、あなたはYESと答えられますか?
<参考>日本医師会
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