医師向けサイト:リクルートドクターズキャリアの運営会社は? 評判や特徴を知りたい!
会社概要
- 運営サイト:リクルートドクターズキャリア
https://www.recruit-dc.co.jp/ - 運営会社:株式会社リクルートメディカルキャリア
- 設立年:1979年9月
- 所在地:〒105-0004 東京都港区新橋2-6-2 新橋アイマークビル4F(本社)
〒105-0004 東京都港区新橋1-16-4 りそな新橋ビル6F(本社分館)
〒460-0008 名古屋市中区栄2-1-1 日土地名古屋ビル10F(名古屋支社)
〒530-8240 大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビル オフィスタワー30F(大阪支社)
〒810-0073 福岡市中央区舞鶴1-1-3 リクルート天神ビル5F(福岡支社) - 電話:0120-953-616(代表・全国共通)
- 本社所在地:東京都港区
- 資本金:4,500万円(株式会社リクルートホールディングス100%出資)
社長
・舘康人 (2018年4月1日就任。慶応大卒、2002年株式会社リクルート入社)
社員の採用と年収に見るエージェントの質
・比較的若い社員が多く、3年目までの年収は400万円前後。インセンティブは4年目以降にならないと付かないものの、できる社員には上位の仕事を任せるシステムため「お金よりもやりがい」の意識が強く、医師の満足度を上げることに達成感を持つ社風となっています。
企業理念
「医療を支える人たちを、的確な情報でサポートし、自分らしく働くことができる機会を提供する」ことを使命とし「だれもが安心で、質の高い医療サービスを受けることができる社会」の実現
リクルートドクターズキャリアの特徴
- リクルートグループで医療業界の人材支援を担う運営会社
- 前身から合わせると38年もの歴史を持つサービス
リクルートドクターズキャリアを運営するリクルートメディカルキャリアは、リクルートホールディングス傘下企業です。リクルートと言えば、多種に渡る業界の人材支援や「ホットペッパー」、「じゃらん」などのメディア運営でも知られる日本有数の企業グループです。
リクルートドクターズキャリアの前身は、1979年9月に設立された株式会社日本医療情報センター(JAMIC)が1980年に医師紹介事業を始めたことまでにさかのぼります。2005年にリクルートが資本参加し、翌年に100%子会社となりました。現在はリクルートメディカルキャリアが発刊する医師向けのキャリア支援雑誌「DOCTOR’S CAREER Monthly」も、元々は「JAMIC JOURNAL」として1981年2月に創刊された歴史あるメディアなのです。また、医師向けクレジットカード「ジャミックゴールドカード」も1985年から続くサービスです。今提供しているサービスの礎は30年以上と歴史が長く、それを基にリクルートのメディア力やIT技術で進化させた姿が、現在のリクルートドクターズキャリアなのです。
リクルートドクターズキャリアでは、サイトの構成は、常勤と非常勤でページが分かれています。
それぞれのページ上部では、簡単に勤務地と診療科目の簡易検索ができますが、ページ下部には、勤務地や診療科目の他、条件や施設形態が細かく一覧が表示されており、ワンクリックで検索することができるのです。施設形態には、病院、クリニックだけでなく「生命保険会社」や「刑務所」など珍しい項目もあります。なお、スポット求人は取り揃えておらず、常勤・非常勤の求人に集中しています。
リクルートドクターズキャリアの常勤求人
公開求人だけでも非常に高額給与の求人案件が豊富です。常勤の求人は現在、11,851件。年収2,000万円以上の転職掲載が251件あり、うち10%は3,000万円を超える内容となっています(2018年8月時点)。しかも246件が「当直なし、オンコールなし、救急対応なし、残業なし、土日休み」の好条件となっています。非公開求人ではさらに条件の良いポジションが期待できます。
リクルートドクターズキャリアの非常勤とアルバイト求人
非常勤とアルバイトの求人は現在6,209件。中には、1回あたり48万円(静岡県:婦人科、産婦人科)という超高額案件もあります。不定期のシフト制ですが、特に難度の高い経験スキルは要求されておらず、月2回からでOKとなっています。
リクルートドクターズキャリアのスポット求人
ほぼ毎日WEBが更新されているので、健診などの単発・スポット求人の鮮度が高く、上手につなげば、スポットだけでも十分やっていけるだけの情報量があります。東京や大阪といった大都市定住型でなく、地方を巡りながら働きたい医師には非常に便利な機能と言えるでしょう。
リクルートドクターズキャリアが発行する医療マガジン
『RECRUIT DOCTOR’S CAREER』は医師向けに発行されている毎月26日に発行されるリアルの雑誌です。医師であればだれでも登録して無料で購読できます。歴史は古く、前身である『ジャミックジャーナル』時代から通算30年を超える伝統を誇ります。転職経験医師のアンケートやインタビューをはじめ、医療機関などはすべて実名記載を基本としています。転職関連だけでなく、医師のワークライフバランスやQOL(生活の質)、医療業界のトピックス、さらにはMedical Englishやビジネスマナーなどそのニュース内容は多岐に渡ります。科目、年齢、性別、地域に関係なく、医師であればだれもが参考になるニュース雑誌となっています。マガジンの無料購読登録はWEBなので、メールアドレスや住所変更もいつでも簡単にできます。
リクルートドクターズキャリアの医療と特集
サイトでは毎月様々な特集が組まれています。その内容は、地域包括ケアシステム、働き方改革、DPC、介護医療院の創設、メンタルヘルス、キャリアチェンジ、診療ガイドライン、健康長寿社会、PHR(Personal Health Record)、医師が選ぶ 臨床以外のフィールド、アメリカの最先端医療視察レポートなど、求人特集に限らない様々な医療ニュースのカテゴリーで形成されています。
リクルートドクターズキャリアの良いところ
- 総合的にワンランク上のサービス
- ワークライフバランスを意識したキャリアプランに期待
リクルートドクターズキャリアは、リクルートのブランド力と、その名に恥じないサービスを総じて取り揃えています。基本的なところは抑えつつも、一般的な転職支援会社よりもワンランク踏み込んだサービスやコンテンツになっているのです。
転職事例一つとっても、転職した医師が顔写真付きでインタビューに答えており、受け入れ先病院の院長のコメントもストーリー仕立てにして定期的に掲載しています。また、求人を検索する際に、各診療科目の昨今の状況がページ上部に記載されています。コンテンツ量もさることながら、無理なく読ませるテクニックにも優れています。他にも、リクルートドクターズキャリアには、一般的な求人サイトより優れた特徴がいくつもあります。
- エリアごとのエージェントの顔写真付きプロフィール
- ジャーナリスト、研究所所長など医療関連プロフェッショナルへのインタビュー記事
- 詳細な求人情報(年間休日、定年、有休休暇等も項目あり)
- 「転職にまつわるQ&A」の充実
- プライバシーマーク取得
- 比較的全国にバランス良く求人あり
(常勤求人数12,590件中、北海道1,763件(14.0%)、関東4,133件(32.8%)、
九州沖縄1,441件(11.4%)、中国四国994件(7.8%)、中部2,311件(18.3%)、関西1,948件(15.4%))
そのように、基本的な部分をスケールメリットと技術力で高いレベルにまで持ち上げています。細かい点が丁寧に作りこまれているあたり、さすが業界最大手と言った満足度です。また、運営会社であるリクルートメディカルキャリアでは、企業サイト内で女性活躍推進の状況(2015年度)について報告しています。無期雇用での女性比率が44.6%と高くなっており、育休取得も100%です。また、全体の月平均残業時間も19.33時間となっています。
このような環境のエージェントであれば、女性医師への理解だけでなく、ライフワークバランスを意識したキャリアプランの相談に期待できるのです。最近では、男性と言えど働くばかりではなくなり、家庭を大事にしたいために転職したいと考える人も多くいます。あらゆる視点からキャリアを考えるリクルートグループ運営だからこそ、希望に沿ったキャリアを築くサポートが可能なのです。
リクルートドクターズキャリアの欠点
- エージェントの経験値に疑問
- 今後のマッチングの依存
運営会社のリクルートメディカルキャリアの平均勤続年数は3.2年、従業員の平均年齢は31.8歳となっています(2016年4月時点)。2005年にリクルート資本参加による体制変更があったとしても、平均勤続年数の短さと若さが気になります。理由の一つとして、リクルートグループでは、全体的にトランザクション(リクルートドクターズキャリアで言うと医師の登録と求人数)を増やし、そのマッチング結果を学習させ、次のマッチング精度を高めるシステムを導入していることが挙げられます。
このマッチングプラットフォーム呼ばれるシステムを活かし、さらにリクルート仕込みの研修が加われば、若いエージェントでも医師を希望する求人にマッチングさせられるのです。しかし、条件の交渉など、人的な手腕が試される現場ではいささか経験年数に疑問が残ります。
医師の転職は、特に専門的な知識を要するのです。変わりゆく医療業界に対応できるエージェントを育てる人材投資へは、あまり注力されていない可能性もあります。スケールメリットを生かせるシステムと、システムを最大限に生かせる知識豊富な人材の両者が揃ってこそ、今後も最大効果を発揮できるのです。今後のやり方次第では明暗が分かれる点が、リクルートドクターズキャリアの弱みと言えるのです。
まとめ:リクルートドクターズキャリアのおすすめ度
・おすすめ度(5段階評価)・・・「4」★★★★☆
リクルートメディカルキャリアが運営するリクルートドクターズキャリアは、総じてレベルが高く、まさに業界最大手と言ったところです。求人量が豊富で、プライバシーマーク取得など運営への信頼感も高く、さらにコンテンツも目を見張る記事が多くあります。転職を考える医師には、利用登録をぜひおすすめしたいサイトです。しかし、リクルートドクターズキャリア1つだけに頼れば安心かと言うと一概には言えません。経験の不足したエージェントにあたる可能性があるのです。もし転職活動が上手くいかない時、原因がエージェントなのか、その他にあるのか判断するためにも、他の求人サイトを組み合わせて使うと安心です。現在、他の求人サイトを利用している方は、リクルートドクターズキャリアも併せて利用すると、転職活動の幅がぐっと広がることは確実です。
<参考>日本医師会
尾身さんを応援しています。
尾身茂:https://www.instagram.com/omi.shigeru/?hl=ja
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